アルマーニの時計の値段が安い理由はこうだった!!人気時計を買うなら通販かアウトレットがおすすめ!
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アルマーニは複数のラインを展開していますが、時計に関してはエンポリオ・アルマーニとアルマーニ・エクスチェンジが中心となります。
 
アルマーニのロゴがあしらわれた独特のデザインの時計ですが、驚くような価格ではないのも特徴です。
 
なぜハイブランド「アルマーニ」の時計は安いのでしょうか?
 
時計はいろんな要素が複合的に組み合わさって価格が決まりますが、特に高額な時計にはかなり高度な技術が必須なようです。
 
 
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今回はまず「アルマーニの時計が意外と安い理由」についてアルマーニの戦略や時計の特徴も踏まえて探ってみたいと思います。
 
そしてその上で動画も使って個別の時計の特徴も見てみたいと思います。
 
 

アルマーニの時計が意外と安い理由

安い理由① そもそもアルマーニは時計を作っていない 時計自体で差別化できない

 
時計メーカーには自社一環生産体制の「マニファクチュール」とムーブメントや部品を外注して時計を組み立てる「エタブリスール」の2種類が存在します。
 
時計業界では自社一環生産体制の「マニファクチュール」を構築することは非常に難しいとされており、パテック・フィリップ、ロレックス、セイコーなど一部の限られたメーカーしか実現できていません。
 
つまりこの時計業界は外注活用が常態化している業界だといえます。
 
 
 
 
アルマーニの場合、現在アパレル以外にもリゾートやレストランなど多くの分野に多角化してますが、そもそも時計の製造技術は持っていません
 
時計の製造技術とバッグやスーツの製造技術は全く別物です。
 
 
 
時計のデザインだけをアルマーニが行い、時計自体はフォッシルという会社が作っています。
 
要するにアルマーニは時計の製造を丸ごと外注し、時計本体の製造には直接関わっていないということになります。
 
 
 
アルマーニに限らず、ポールスミスやグッチ、バーバリーといったアパレルが中心のブランドでは大体同じような構図になっているようです。
 
アパレルの名門と時計の名門は一致しない、ということですね。
 
 
 
 
自社で時計を作っていないため、アルマーニは時計の性能自体で高付加価値化、差別化を図る事は基本的にできません。
 
そこでデザインとブランド力で差別化を図るという戦略をとっています
 
 
 
性能がイマイチとの批判の声もありますが、その存在感のある独特のデザインとブランドステータスに魅了さる人も多く、非常に高い人気を誇っています。
 
時計の製造技術を持たずに行う腕時計のマーケティングとしては、ポールスミスなどと同様かなり成功している部類になるのではないかと思います。
 
 
 

安い理由② 時計の製造はフォッシル社 中国製とスイス製の存在

アルマーニの時計本体を作っているフォッシルはOEMで他のブランドの時計も作っており、ディーゼルやD&G、バーバリーなど多くのアパレルメーカーの時計も作っています。
 
 
このフォッシルという会社はアメリカのメーカーですが、工場は中国の他スイスにも持っています。
 
そして同じフォッシル社が製造した時計でも、製造した国によって性能と価格が大きく異なるのが特徴です。
 
何よりスイス製は一定の要件を満たすことにより「SWISS MADE」のお墨付きがもらえます。
 
 
アルマーニのHPによるとエンポリオ・アルマーニの時計の価格は概ね次の通り。
スイス製以外(恐らく中国製)の正規価格は概ね2〜8万円台
 
「SWISS MADE」の記載のあるスイス製になると概ね10万円超
 
値段が大きく異なります。
 
つまり安い理由の1つは一定の品質を保証する「SWISS MADE」のお墨付きがないから
 
 
 
スイス製は時計職人による手間ひまかけた手作業を重視しているため、人件費がかさみ価格が高くなるそうです。
 
高品質、高価格が「スイスメイド」の特徴で、6時の位置に「SWISS MADE」の文字が入ります
 
 
 ●アルマーニ スイスメイド
 
ただ、現在のルールでは製造コストに当たる部分の6割がスイスで行われていれば「スイスメイド」の表記が可能であるため、全てがスイスで製造されている必要はありません。
 
文字盤やサファイアガラスなどが実は中国製といったことも珍しくはありません。
 
このルールも覚えておきましょう。
 
 
特に近年「スイスメイド」の要件をギリギリで満たし、安い外国製部品を最大限活用することによりコストダウンを図るメーカーも出てきているようです。
 
このような半分アジアの「スイスメイド」には注意が必要ですね。
 
 

安い理由③ 低スペック設計でコストダウン

もう一つアルマーニの時計が安い理由に、高いスペックを使っていないことが挙げられます。
 
 
例えば腕時計の前面を覆うガラスのことを風防(ふうぼう)といますが、アルマーニの時計の多くはこの風防にミネラルガラスという比較的安い素材を使っています。
 
 
同じくアパレル系の時計として知られるグッチは、風防に硬くて高価なサファイアガラスを使うことが多いようです。
 
 
こういったスペックに高いものを使わないことによって、価格を抑えているところもあるようです。
 
 

デザインとブランド力で差別化

 
このようにしてハイブランドとしては意外に安い時計が出来上がります。
 
 
品質や性能をあえて落としてコストダウンを図り、デザインで差別化を図っている、ということですね。
 
 
性能だけで見ればもっと安い時計もありますが、そこはブランド価値が上乗せされていると捉えておきましょう。
 
 
ただ、近年は「SWISS MADE」のラインナップを充実させることにより、時計自体のの高付加価値化にも力を入れているようです。
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アルマーニの時計を動画でじっくり見てみよう

 
ここからはYouTubeでアルマーニの時計を紹介します。
 
いずれの時計も日本語のアルマーニのHPでは取り扱っていない商品で、正規価格は大体3〜5万円台
 
あくまで雰囲気をお伝えするための動画ですので、お時間のある時にゆっくりどうぞ。
 
 
 
①Emporio Armani AR2448  
投稿者:Unbox Watchesさん  
腕時計:①Emporio Armani AR2448 
こちらはAR2448というモデルのクロノグラフです。アルマーニの時計の中でも人気の高いモデルで、正規価格は概ね50000円前後「SWISS MADE」の記載がないため中国製になると思われます。クロノグラフというのは簡単に言うとストップウォッチの機能のこと。この価格帯の時計で言うと、クロノグラフの機能がつくことにより、1万円強高くなるといった感じになりますでしょうか。
ムーブメントはクォーツで風防はミネラルガラス、5気圧防水。
 
 
 
 
②Emporio Armani Watch AR1789
投稿者:Creative Watch Coさん 
腕時計: ②Emporio Armani Watch AR1789
こちらはAR1789というモデル。スイス製ではなく正規価格は37000円ほどのようです。5気圧防水というのはいわゆる日常生活強化防水で、雨がかかっても壊れる事は無いといったレベルです。ダイバーズウォッチは20気圧防水から。この時計で泳ぐと防水パッキンの劣化によりごくまれに内部が曇ることがあるので、水のレジャーはやめておきましょう。5気圧防水というのもあえてスペックを落としていると言えるかもしれません。
ムーブメントはクォーツで風防はミネラルガラス、5気圧防水。
 
 
 
 
③Armani Exchange Chronograph AX2137
投稿者:NYwatchStoreさん
腕時計:③Armani Exchange Chronograph AX2137
こちらはアルマーニエクスチェンジ(A/X)のクロノグラフA/Xの時計の価格は大体1万5千円からクロノグラフでも3万円台といったところ。こちらのモデルはメーカーが希望小売価格を設定しないオープンプライスで市場価格は概ね2万円前後。手ごろな値段ながらもブラックとゴールドの存在感のある配色とデザインで人気があります。
ムーブメントはクォーツで風防はミネラルガラス、5気圧防水。
 
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まとめ

 
時計の製造技術とアパレルの製造技術は全く別物です。
 
 
アルマーニの時計は時計の製造技術を持たないアルマーニが、外注を活用して性能とスペックを落とすことによりコストダウンを図った、デザイン重視の時計です。
 
 
デザインやブランド力で差別化を図ることを目的としており、そもそも性能やスペックでは高付加価値かを図るつもりのない時計です。
 
 
だからこそ性能についてはとりあえず目をつむって、「純粋にファッションとして時計を楽しむ」と頭を切り替えた方がいいのかもしれませんね。
 
 
特にアルマーニの場合、実用的な時計とは切り離してフォーマルではちょっと使いづらい攻めたデザインや配色のチョイスもありかなと、個人的には考えています。
 
 
 
 
ご自身に合った時計を探してみてください。