
「ブライトリング」は、1884年にレオン・ブライトリングによってスイスで設立された時計メーカー。
創業以来、親子3世代に渡りクロノグラフの開発に注力し、パイロットウォッチ、クロノグラフの分野で世界的な評価を獲得しました。
1915年、プッシュボタンを備えたクロノグラフ腕時計を販売。
1942年に、四足演算用の航空計算尺付きのクロノグラフ、初代「クロノマット」を発売すると、
52年には、更に発展させたパイロット向けのクロノグラフ「ナビタイマー」をリリース。
これは世界中のパイロットに支持されロングセラーとなります。
84年には、イタリア空軍向けに「クロノマット」を改良したことをきっかけに、「クロノマット」もブライトリングの定番として定着しました。
ブライトリングは、クロノグラフと共にに発展し、「空の時計」として世界中のパイロットたちに愛されています。
今回は、このブライトリングの定番「クロノマット」から、30代によく似合うメンズウォッチを3本ご紹介します。
自社ムーブメントの最新モデルは高くなるため、あえて少し古い他社ムーブメントのモデルを選択してみるのもいいかもしれません。
目次
クロノマットとは
1942年に誕生した「クロノマット」は、84年、イタリア空軍の要請に基づき新モデルを開発。自動巻きキャリバーを使用した完全新設計「クロノマット」として生まれ変わりました。以降モデルチェンジを繰り返し、2004年には「クロノマット・エボリューション」、2009年には「クロノマット44」、2020年には「クロノマットB01」、をリリースしています。
このシリーズの大きな特徴は、ベゼル上下左右に設置された4つの「ライダータブ」、「クロノグラフ」、「回転ベゼル」、視認性を高める「両面無反射コーティング」、そして実用性重視のデザイン。「ライダータブ」というのは、パイロットがグローブをはめたまま操作を行えるようにするためのベゼルについた4つの突起のことで、風防を衝撃から守る目的もあります。また、100m以上の防水性能も有しており、高級感を保ちながらも堅牢で分厚いタフな外観となっています。
「ブライトリング・クロノマット」は有名人の愛用者も多く、日本では、葛西紀明さん、綾野剛さん、向井理さん、EXILEタカヒロさん、などが愛用されたことが知られています。
1 クロノマット44 「S011BMPPA」
「S011BMPPA」は、2017年発売のケースサイズ44mmの「クロノマット44」。JSP(ジャパン・スペシャル・エディション)という日本限定モデルになります。パワーリザーブ70時間の「Cal.B01」を搭載。着用しているだけで自動的にゼンマイを巻き上げる「自動巻き」で、ムーブメントを裏側から眺められるシースルーバックを採用しています。防水性能は200mで、ベルトはパイロットブレスレット。
税込正規価格1,210,000円に対し、市場価格60万円台から。44mmの存在感あるケースは、圧倒的なと力強さを放ちつつも、一流ブランドならでははの気品を感じさせます。「クロノマット」の定番ですが、こちらは500本限定なので品薄となっています。
2 クロノマットB01 42「AB0134101C1A1」
税込正規価格979,000円に対し、市場価格は120万円台から。こちらはかなり高騰しています。
3 クロノマット・エボリューション「A156F17PA」
「A156F17PA」は、2005年販売の「クロノマット・エボリューション」。ムーブメントのパワーリザーブは42時間。防水性能は300m。税込正規価格539,000円に対し、市場価格は30万円台から。これ以前の「クロノマット」は、ケースサイズが30mm台とやや小ぶりになりますが、「エボリューション」のサイズは現行モデルと引けをとりません。一般的に高精度な自社ムーブメントを使用すると、それだけで値段が高くなります。この「エボリューション」は、ETAムーブメント(自動巻き)を採用しているため、現行のサイズ感のまま値段を抑えることができ、お買い得となっています。ムーブメントにこだわらないのであれば、検討してみてください。