宇宙に到達した究極の時計!ナビタイマー・コスモノートのススメ!

ブライトリングは、パイロットウォッチやクロノグラフを主力商品とするスイスの時計メーカー。

1884年の操作業界以来、早期から航空業界と密接に結びつき発展してきた経緯もあり、現在ブライトリングには「空」をテーマにしたシリーズが複数存在しています。

その中でも、「空」を通り越し宇宙まで行ってしまった時計が、「ナビタイマー・コスモノート」。

今回は、空の究極へと到達した時計、「コスモノート」をご紹介します。

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コスモノートとは

コスモノート」の誕生は1962年。米ソ宇宙開発競争の真っ只中、アメリカでは人間を地球周回軌道上の宇宙空間に打ち上げ生還させる、「マーキュリー計画」が行われました。この時、宇宙飛行士スコット・カーペンターが宇宙で着用した時計が、ブライトリングの24時間表示のクロノグラフ「ナビタイマー」。昼と夜の概念の曖昧な宇宙空間のため、アナログ針による24時間表示という特殊な形態を搭載。更に無重力では「自動巻き」が作動しにくいため「手巻き式」を採用しました。後に、史上初めて宇宙で使用された時計として「コスモノート」と名付けられます。そのためあくまで「ナビタイマー」の派生モデルという位置付けになります。
69年の、人類初の月面着陸で使用されたオメガ「スピードマスター」と並び、史上初めて宇宙で使用されたブライトリング「コスモノート」として、歴史に永遠に名前を残すことになりました。
なお、2001年からはムーブメントを「手巻き式」から「自動巻き」に変更しています。

 

ナビタイマー・コスモノート・「A12022」

こちらは「ナビタイマー・コスモノート」「A12022」。「ナビタイマー」は、1942年に開発された「クロノマット」の進化版として、52年に発売された航空計算尺付きクロノグラフ。航空計算尺とは文字盤外周の目盛りのこと。外側と内側の目盛りの比率が等しくなるよう設計されており、この数字を組み合わせることで掛け算・割り算ができるという仕組み。本来、パイロットが飛行距離や燃料を計算するためのものでしたが、電卓が普及した現在ではほぼ使われることはありません。しかし、その歴史的経緯やデザインが、多くの時計ファンから支持されています。「コスモノート」には、この「ナビタイマー」の航空計算尺が受け継がれています。
A12022」は、手巻き式ムーブメントの古いタイプ。宇宙での使用を想定しているため、24時間で短針が一周します。市場価格は、状態にもよりますが、30万円台から。

ナビタイマー・コスモノート・フライバック・「A222B67NP」

A222B67NP」は、2005年に発売された「ナビタイマー・コスモノート・フライバック」。上のモデルと異なりこちらは「自動巻き」ムーブメントを採用。更に、クロノグラフのリセット、再スタートを一度のプッシュボタン操作で行う「フライバック機能」を搭載しています。こちらも24時間で短針が一周するタイプの、航空計算尺付きクロノグラフ。市場価格は、状態にもよりますが40万円台から。
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