1億円の三大複雑機構時計5207P-001!パティックフィリップ×ミニッツリピーター×トゥールビヨン×永久カレンダー!

高級時計の代名詞とされるロレックス、オメガの上には、一般人がなかなか手を出せない雲上ブランドと呼ばれる世界があります。

オーデマピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ブレゲ、ランゲ&ゾーネ……

その雲上の中でも、最上位に位置する名門の中の名門が「パティック・フィリップ」。

世界で最も高額で最高峰の時計を販売する、時計業界の頂点に君臨する会社になります。

「パティック・フィリップ」の歴史は、1839年にスイスのジュネーブで始まります。

創業者はポーランド人の「アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック」と「フランソワ・チャペック」。

その後フランス人時計師「ジャン・アドリアン・フィリップ」と世界最高の時計を作ることで意気投合し、1851年に「パティック・フィリップ」名前が誕生しました。

ロンドン万国博覧会では、世界初の鍵なし時計が称賛を浴び、1868年にはスイス初の腕時計を制作。

世界屈指の技術力で超複雑機構時計を次々と発表し、世界的な名声を獲得しました。

カラトラバ
エリプス
ノーチラス
ゴンドーロ
アクアノート
Twenty~4
コンプリケーション
グランド・コンプリケーション

以上の8つが現在の「パティック・フィリップ」の主なラインとなっています。

ここでは、「パティック・フィリップ」の超複雑機構シリーズ「グランド・コンプリケーション」から、「永久カレンダー」「トゥールビヨン」「ミニッツ・リピーター」の「三大複雑機構」全てを搭載した世界最高峰の超絶技巧時計「5207P-001」をご紹介します。

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グランド・コンプリケーションとは

時計の世界には、最高峰の時計を製造する「三大時計メーカー」と呼ばれる名門が存在します。それが、最古の歴史(1755年創業)を誇る「ヴァシュロン・コンスタンタン」、デザイン力の「オーデマ・ピゲ」、そして技術の最高峰「パティック・フィリップ」。「パティック・フィリップ」はこの「三大時計メーカー」の中でも更に頭一つ抜きでた存在であり、その技術力を活かした複雑機構時計の製造に最大の強みを有する会社になります。「パティック・フィリップ」の複雑時計は、大きく「コンプリケーション」と「グランド・コンプリケーション」に分けられます。前者は、年次カレンダー、デュアルタイム表示、クロノグラフ、ムーンフェイズ、ワールドタイム、などの実用的な複雑機構を搭載したグループ。それに対し後者は、三大複雑機構(パーペチュアル(永久)・カレンダー、トゥールビヨン、ミニッツ・リピーター)と呼ばれる超複雑機構を搭載したグループ。繰り返しますが、「パティック・フィリップ」はこの超複雑機構の分野において他の追随を許さない圧倒的な技術力を誇り、「グランド・コンプリケーション」こそが「パティック・フィリップ」の最も得意とする分野になります。
高級時計の世界には「ジュネーブ・シール」と呼ばれる世界最高クラスの品質保証が存在し、「パティック・フィリップ」「ヴァシュロンコン・スタンタン」「ショパール」のみが認定されています。ところが「パティック・フィリップ」はこの「ジュネーブ・シール」よりも更に厳しい独自の「パティック・フィリップ・シール」という品質保証を設け、自社の全ての機械式時計を審査認定しています。これはムーブメントの精度に限らず時計全体が最高品質であることを保証するのと同時に、全ての時計のアフターサービスを永久に保証するものでもあります。要するに世界最高峰の複雑時計を世界最高峰の品質で保証しているということになります。
「パティック・フィリップ・グランド・コンプリケーション」は有名人にも当然人気がありますが、愛用者にはスーパーセレブ級の名前が並びます。ジョージ・ブッシュ(父)さん、ジョン・レノンさん、デイビッド・ベッカムさん、エリック・クラプトンさん、マーク・ウォールバーグさん、トラビス・スコットさん、ドレイクさん、ケビンハートさん、ジミー・バトラーさん、などが愛用されたことが知られています。

 

グランド・コンプリケーション「5207P-001」

5207P-001」は「永久カレンダー」「トゥールビヨン」「ミニッツ・リピーター」を搭載したモデル。超複雑機構の中でも「三大複雑機構」を全て搭載した最高峰の時計になります。「永久カレンダー」とは閏年ですら調整不要の半永久的に継続するカレンダーのこと。18世紀末に天才時計師「アブラアム・ルイ・ブレゲ」によって発明され、1925年に「パティック・フィリップ」が初めて腕時計に搭載しました。機械式では非常に難易度が高く「時計三大複雑機構」の一つに数えられます。「トゥールビヨン」とはフランス語で「渦」を意味する「重力分散装置」のこと。機械式時計の内部構造を回転させることで姿勢差によるズレを補正し、時計の精度を向上させる機構になります。こちらも19世紀初めに「アブラアム・ルイ・ブレゲ」によって発明された超複雑機構で、「三大複雑機構」の一つに数えられます。「ミニッツ・リピーター」とは時刻を鐘の音で知らせる機構のこと。1676年にイギリスの「エドワード・バーロウ」が置時計用として発明し、1783年に「アブラアム・ルイ・ブレゲ」によって小型化され懐中時計に搭載。腕時計には1892年、「オメガ」によって初めて搭載されました。通常、低音、高音の二つの音色で「時(低音)」「15分(低音+高音)」「分(高音)」の時を告げますが、非常に難易度が高く「三大複雑機構」に数えられます。このように「三大複雑機構」は技術としては非常に古いですが、極めて複雑で難易度が高いため、一つでも搭載すると一気に値段が跳ね上がります。
ケース素材はプラチナ。ケースサイズは41mmで、厚さは13.81mm。「三大複雑機構」を全て搭載した上でこの薄さは、さすが「パティック・フィリップ」です。ムーブメントはパワーリザーブ48時間の「キャリバーRTO27PSQI」。手動でゼンマイを巻き上げる「手巻き式」で、裏側からムーブメントを眺められるシースルーバックを採用しています。
HPに値段表示はありませんが、価格は1億円程。「パティック・フィリップ」が「三大複雑機構」を全て搭載するとこのお値段。マーク・ウォールバーグさんが同型モデルを愛用されたことが知られています。「パティック・フィリップ」の中でも最上位モデルの一角であり、機械式の最高峰になります。全ての時計愛好家を魅了する究極の時計と言えるでしょう。→パテック・フィリップのHP
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