
「オメガ」はのスイスの高級時計メーカー。
1848年に時計師ルイ・ブランによって、スイス時計の中心地ラ・ショー・ド・フォンに設立されました。
1894年に高性能ムーブメントが発表されると、「究極」という意味を込め、ギリシャ語のアルファベットの最後の文字をとり、「Ω(オメガ)」と命名。
これが後にブランドの名前となりました。
「オメガ」の展開ラインをコレクションと言いますが、現在大きく4つに分類されています。
①スピードマスター
②シーマスター
③デヴィル
④コンステレーション
今回は①スピードマスターから、仕事のできる30代男性によく似合うモデルを4本ご紹介します。
目次
スピードマスターとは
「スピードマスター」は、1957年に登場したオメガを代表するコレクション。あくまでカーレース用として開発され、世界で初めてベゼルにタキメーター(時速計測機能)を表示した手巻き式のクロノグラフ(ストップウォッチ機能)として発売されます。その後ロレックス、ロンジン、といった名だたるライバルを抑え、NASAのアポロ計画で使用する時計に選ばれると、「スピードマスター・プロフェッショナル」に改名。1969年には人類初の月面着陸時に着用され、「月面着陸を支えた時計」として永遠に名前を残すことになります。まだクォーツ登場(1969年)前の機械式のみの時代でしたが、無重力状態では「自動巻き」ローターが回りにくいという理由で、この時は「手巻きムーブメント」を採用。更に割れた時の飛散防止のためプラスチック風防が採用されました。現在「スピードマスター」には、自動巻きなどいくつかの派生型が存在しますが、「手巻きムーブメントのスピードマスター・プロフェッショナル」こそが、月面着陸を支えた時計の直系モデルと言えます。この「スピードマスター」の特徴は、宇宙での使用を想定した視認性重視のシンプルなデザイン。そのため高級ブランドのスポーツモデルでありながら、嫌みがないとしてビジネスの場でも好まれています。また、著名人の愛用者の多い時計でもあります。海外では、トム・ハンクスさん、リチャード・ハモンドさん。国内では、安倍晋三さん、毛利衛さん、香取慎吾さん、織田裕二さん、などが愛用されています。
1 スピードマスター・オートマチック「Ref.3510.50」
2 3 スピードマスター・プロフェッショナル・ムーンウォッチ「Ref.311.30.42.30.01.006」「Ref.311.30.42.30.01.005」
下の「Ref.311.30.42.30.01.005」は、上の「311.30.42.30.01.006」のメタルバックタイプ。より月面着陸時に忠実なモデルになります。こちらの税込正規価格は605,000円で、市場価格は40万円台から。どちらも人気のモデルです。
4 スピードマスター・ムーンウォッチ・アポロ11号50周年記念モデル「Ref.310.20.42.50.01.001」
ケースは42mmで、ベゼルはブラックセラミックと18Kムーンシャインゴールド。金色部分は全て18Kムーンシャインゴールドを採用していますが、11時のみアポロ11号にちなんでアラビア数字を記載。更に9時のインダイヤルには月面に降り立ったバズ・オルドリンが描かれています。裏面には月面での足跡と 「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」というアームストロングの言葉。月面着陸の偉業が至るところに盛り込まれた、高精度ムーブメント搭載の限定モデルになります。税込正規価格1,133,000円に対し、市場価格は130万円台から。